大雪渓の花

◆大雪渓の花々・・・・◆


大雪渓へ登る登山道沿いで見られる主な花々です。

  シラネアオイ(シラネアオイ科シラネアオイ属)白根葵
6月から7月にかけ雪渓の雪消えに咲き出す。群生は見事だが時期が早いため、夏山シーズンでは残雪が多いとき以外は見れないことがある。高さ20~40cmの茎の上部に徳川の葵紋に似た大きな葉を2枚つける。淡紅紫色の大輪の花は印象的で魅了させられる。大雪渓入り口周辺。
花期6月~7月
     
  トガクシショウマ(メギ科トガクシソウ属)戸隠升麻
これは幻の花。咲く場所は絶対秘密。地元でも一部の人しか知らない。かつてはたくさんあった。本場戸隠でも通常ルートでは見れない。茎は分岐しその先に淡紫色の優美な花を数個つける。
花期6月~7月
ギンリョウソウ (イチャクソウ科ギンリョウソウ属)銀龍草
うっそうとしたブナの原生林の、薄暗く湿気のあるところに生える。白く透き通っているように見える。
別名、ユウレイタケとも言うがキノコではない。
猿倉台地、花期6月~7月
     
  エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)延齢草
やや湿り気のある林中に生える。写真で分かるように茎の先に広卵形で長さ巾ともに7~15cmの大きな葉を3枚輪生する。茎から花柄を出し地味な花を1個つける。花弁はなく、暗赤褐色のガク片が3枚ある。葉とガク片の特徴で一度みたら忘れられない。白馬尻周辺。
6月~7月
     
  キバナノコマノツメ(スミレ科スミレ属)黄花の駒の爪
草地、礫地、林縁、岩隙と比較的どこにも生えやすい高山性のスミレ。葉が馬の爪に似ることからついた名前だが、「・・・スミレ」とつけてもよかったのにと思う。黄色の花は小さく1cmほど。白馬尻小屋から少し登った岩にしがみつくように咲いている。7月~8月
     
  ニリンソウ(キンポウゲ科)二輪草
本来は山麓で春一番に咲く花だ。白馬尻周辺の道沿いで見られる。1本の花茎に2輪の花が咲くところからついたが、必ずしもそうでわない。3、4輪や1輪もある。群生すると圧倒的に2輪が多いから分かりやすいだろう。花径1.5~2cmの白い花。
6月~8月
     
  カラマツソウ(キンポウゲ科)唐松草
落葉高木のカラマツの葉に花が似ているのでこの名がついた。花は糸を束ねたような美しいオシベが目立ち、花びらが無いのが特徴。白色だが少し淡紅色を帯びたものもある。白馬尻から大雪渓までの道沿いに多く見かける。同様の花で葉がモミジの形をしたものがモミジカラマツだ。
7月~8月
     
  オオサクラソウ(サクラソウ科サクラソウ属)大桜草
大雪渓の入り口附近や雪渓端の潅木ぎわに咲いている。鮮やかな紅紫色の花で、高さ15~40cmほどになりよく目に付く。

7月~8月

オオレイジンソウ(キンポウゲ科)大麗人草
登る途中、木の下に咲いているのを見ることができる。高さ60cm以上にもなることがあり、他の植生から抜き出ているから目に付く。麗人のように清楚で慎み深い(?)花である。
     
  キヌガサソウ(ユリ科キヌガサソウ属)衣笠草
昔、高貴な人に差しかざした衣笠に葉が似ているからついたという。茎の先に20~30cmの大きな葉を8~10枚輪生してつけている。では高貴な人は花か・・・。確かに清楚で素敵な花である。先端から出た花柄の先に青みを帯びた白い6cmほどの花を一輪つける。白馬尻附近に群生している。大雪渓を代表する花かも・・・・。
7月~8月
キヌガサソウの群落
     
  サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)山荷葉
登山道沿いで誰でも容易に目にする。でもこの白い花は早く咲いてしまうので、夏山シーズンでは雪融け間もなくでないと見れない。その代わり白粉を帯びた青紫色の数個の実が印象的だろう。この実は食べられる。
7月~8月
     
  サンカヨウの実
大きなものはパチンコの玉ほどになる。甘酸っぱく、食べることができる。中身の種が大きいので果肉はそれほど多くない。
     
  ズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属)喘息薬種
変な名前だが漢字を見ると意味が分かる。信州で昔、喘息のことをズダと呼び、これを治す薬草だった。樹林帯の中でもとりわけ日が射さないようなところに咲くので気がつかない。花茎10~30cmほど、小さな白い花がまばらに総状につき、斜め下向きに咲く。この花が目に付くようになると、高山植物に興味を持つようになったということか・・・
7月~8月
     
  ホテイラン(ラン科ホテイラン属)布袋蘭
原生林の中に咲く花だ。昼なお暗い苔むした中で、あでやかに咲いている。丈は10cm程だが花は大きい。株をなすので、ひときわ目立つ。原生林の女王か。
     
  オオバミゾホウズキ(ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属)大葉溝酸漿
水分の多い渓流の縁などに群落を作って咲いている。高さ10cm~30cm。枝分かれせず、先に黄色の花を1個つける。果実をつけこれがホウズキに似ることから名がついた。白馬尻周辺
6月~8月
     
  ヤグルマソウ(ユキノシタ科ヤグルマソウ属)矢車草
大きな葉が5月の鯉のぼりの矢車に似ていることからこの名がついた。花茎は60~100cmと大きく、花は5mm程の小さな白花を密集させ大きな円錐花序を作る。ときとして群落を作るのでよく目立つ。樹林帯で真っ先に覚えるのがこの花だ。追い上げ沢附近から。
7月~8月
     
  トリアシショウマ(ユキノシタ科)鳥足升麻
猿倉からブナの原生林を登っていくと道に大きくはみ出しているので目に付く。20cm程にもなる大きな花序に白い花を密につけている。7~8月
     
  ヤマブキショウマ(バラ科)
トリアシショウマと同様の環境に咲いているので、混生していることが多い。こちらの花序は枝状なので見分けが楽だろう。7~8月
     
  ウバユリ(ユリ科)姥百合
花が咲く頃葉が枯れてしまうことが多いので、「歯(葉)が無い」=老女(姥)の連想から名づけられたという。老女どころか豪快な花である。茎も太く背丈は1m近くなり花の長さも10cmを超える。花は横向きにいくつかつけ、廻りの植生の上にニョッキリと顔をだしている。ただ、緑白色の花なので損をしている。追い上げ沢周辺。
7月~8月
     
  エゾアジサイ(ユキノシタ科)蝦夷紫陽花
栽培されているアジサイのようにボンボンのような立派な花にはならない。ご覧のようにつける花もまばらだ。でもその色は青紫に澄んでいる。長走り沢手前の林道周辺に咲いているが、9月に入ってもその色を残している。
花期6~9月
     
  ヤマアジサイ(ユキノシタ科)山紫陽花
きれいな白色をしている。猿倉を出て工事用道路に入ったあたりからチラホラ見られる。花数は多くはないがエゾアジサイより花をまとめてつけている。
花期 6~9月
     
  オタカラコウ(キク科メタカラコウ属)雄宝香
沢沿いや湿った草地に生える。高さ1mを超えることも珍しくなく、その長い茎の上部に黄色の頭花が総状に多数つく。追い上げ沢を過ぎ、うっそうとした樹林帯の中に突然現れる群生は、まさに花が咲いたようだ。
7月~8月
     
  タマガワホトトギス(ユリ科)
高さ2cm程の冠がはじけて花を咲かせる。近くでみると味わい深く、また妙な花だ。薄暗い潅木の下に40~60cmの花径に品を感じる。
7月~8月
     
  ベニバナイチゴ(バラ科キイチゴ属)紅花苺
大雪渓の入り口近く、ミヤマハンノキなどの潅木の縁など、日あたりのよいところに群生している。高さは1m前後の落葉低木。濃いい紅色の花を枝先に1個ずつ下向きにつける。8月末ごろ直径3cmほどの赤い苺がなる。完熟した実は中々の味である。
7月~8月
     
  ベニバナイチゴの実
熟したイチゴの実は中々の珍味だ。本当に美味い。但し、たわわに完熟した実をつける木を見つけるのがむずかしい。8月末から9月
     
     
  ミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)味噌川草
白馬尻山荘の下、ウシロ沢を登り始めると群生が目立つ。渓流沿いや草地に群生することが多い比較的大型の花だ。日あたりのよいところ生え、葉の裏から特有の香気を持つ精油成分を分泌する。
8~9月
     
  チョウジギク(キク科ウサギギク属)丁字菊
工事用道路の終点、御殿場の道わきにある。高さは60cmほど。ご覧のように頭花柄は毛が密生した太い毛糸に見え、その先に菊といえば菊に見える花をつけている、チョット変わった花だ。どうしてウサギキクの仲間なのかわからない。
花期 8月
     
  タテヤマアザミ(キク科)立山薊
ダイニチアザミの変種で群生していることが多い。実はこれは有名な山菜である。新芽が40cm程に伸びたころ採る。天ぷら、煮物、おひたし何でもOK。香りがあって美味い。新芽は指位の太さだが花が咲くころになると1m近くに伸びた茎もごらんのように痩せて来る。
     
     

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